column36 木星と土星~冬至に向けて🪐~
12月21日冬至に木星と土星が大接近するそうです。
約20年に一度近づきますが、60年に一度は月の直径以下に近づき、今回がその機会とのこと。
木星は太陽と似た特性をもっており、太陽系の中で最も大きい惑星とされています。
木星は、調和を保ちながら広がること、目に見えないものから思考へと続くプロセスに関わっていくと言われています。
そして、木星の神はゼウス。
その父が土星の神、クロノスです。
クロノスは自分の子どもたちを飲み込んで!?しまうわけですが、ゼウスによってそれを打ち破られます。
元をたどれば、クロノスの父、ウラヌスも子どもたちを追いやっていたので、クロノスが追放していました。
王位を奪われるという予言をきいたからなのですが、負の連鎖と言いますか、恐怖・不安が強すぎるとこうなると言いますか・・・。
人間社会でも権威争いだったり、似たようなこともあるでしょうし、ギリシア神話の世界ではこういうように表されているのだなと感じました。
土星は人が生きていくうえでの土台に関わるとされています。
強く働くと骨のように硬くなってしまい、弱すぎると土台としての骨が崩れ、溶解してしまい立てなくなってしまいます。
ちなみに土星は、とてもゆっくりな動きで、その反映としてブナが非常にゆっくり成長しているのが挙げられます。
(このように惑星と植物も照らし合わせて考えられることもあります。おもしろいですよね。)
木星と土星は、太陽と地球を包みながら、らせんを描き、巡っています。
地球も惑星の中の一つ。
私たち人間は、今ほど便利な世ではなかった頃、月や星をみながら天候や人の状態(例:満月の時に出産されることが多いですよね)を見てきました。
物質社会では、人が一番の力を持ち、すべてを動かしていると思っているかのような残念な出来事もありますが、人も宇宙の一部である、ということを改めて感じました。
今回は日没後から19時ごろまでに、南西の低空で見られるそうです。
60年に一度ということは、次回は2080年!!
その頃、地球はどうなっているのでしょうね。
せっかくの機会、よければぜひ見てみてくださいね。
0コメント