column6 つながること~発達~
以前、発達支援コーチという、遊びで心と体の発達をサポートする講座を中級まで受けたことがあったのですが、それの全国研究大会が開催されるというのを知り、昨日講演を聴かせていただいてきました。
講座を受けた当時は、言語聴覚士として働いていたものの、自分が調子を崩して休んでいた時期でした。でも、子どもの発達に関わることに興味があり、ある方から教えていただいて参加することにしてみました。
子どものために、今後の仕事のために、と思って受けたのですが、自分自身が自分の体のバランス、感覚を遊びで体験することでその変化に驚き、衝撃を受けました。
今まで、自分の体をいかに意識していなかったかということを反省しました💦
そして、仕事で子どもをみる大人である私自身をまず見直すことにしようと思いました。
私にとっては、それが今のスタートラインだったように思います。
それまで自分が学んできたこともきっと大事ではあったと思いますが、自分の頭の中ではバラバラで、一つ一つの答えばかりを求めていた気がします。
ですが、今はようやく、分野が違ってもつながってきたのかな、、という感覚です。
つながってきた今、思うのは、それは他人事ではなく、結局自分にも必要なことだったなと思います。
人の発達というのは、1+1=2というような一問一答や、これを覚えたら解決できるとかでもなくて、その人の持ち味を磨き続けていくことではないかなと、私は思います。
人は生まれてからの状況も違えば、環境も違うし、性格も違います。
一つとして全く同じ答え、解決法というのはないと思います。
もしも答えがあるとすれば、その人の中に答えがあるのではないかなと思うし、それは発達に応じて変化していくものだと思います。
ただ、言語聴覚士の立場でも、発達支援コーチの講座を受けてきた感想でも言えるとしたら、土台をしっかり築いてほしいということです。
いきなり赤ちゃんが自転車にのるということはできません。首がすわり、寝返り、お座りができ、ハイハイをして、、、というように段階がありますね。土台を飛ばして次に行こうとしても難しいと思います。
ことばでも同じです。土台を抜かしていきなり絵カードを見せて覚えることができたとしても、本当の意味でことばの力をつけられたかを考えると、私はNoと思います。
(もちろん、絵カード自体が全くダメというのではありません。大事なのは使うタイミングとやり方だと思います。)
ことばの土台も、まず大事なのは日々の暮らし、生活です。
例えば、、、↓
しっかり眠れていますか?
食事は栄養のあるものを食べられていますか?しっかり噛んでいますか?
ジュースばかりではなく、お水は飲んでいますか?
ゲームではなく、しっかり呼吸をして、体を使って遊べていますか?
お手伝いはできていますか?(手足を使うことはとても大切です✨)
感動を共有していますか?(人は感動して、何かを伝えたい!と思うと声が出ますよね😊)
上記のような色んな生活が積み重なっていき、はじめてことばに対しての準備が整っていきます。
子どもは遊びの天才と思っています。
土遊び、シャボン玉、お手玉、ケンケン、なわとび、かけっこ、草抜き対決、ぞうきんがけ対決、などなど、、しっかり五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を使ってください😊
子どもが遊べる時期にしっかりと、大人も一緒になって楽しんで遊んでほしいなと思います😊
最後までお読みいただきありがとうございます✨
(※色々な考え方があると思いますので、あくまで個人の意見として捉えてください)
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